地球温暖化

こんな贅沢な生活は伊那ならではのこと

この春、わが家へのツバメの飛来は3月26日でした。

昔はツバメが渡ってくるのはだいたい4月下旬で、年々早くなっている気がします。

伊那谷のサクラも3月末には開花するようになりました。

台風も進路に規則性がなくゲリラ的な台風の襲来となりました。

紅葉も今より早かったはずです。子どもの頃は9月下旬から10月初旬が秋の盛りだった記憶がありますが、昨今の紅葉シーズンは11月初旬と遅くなっています。

私の子どもの頃に比べると、気候や季節は大きく変わってきました。

夏の気温も35度を超える猛暑日が続いて、雨も異常なほどの降雨量を各地にもたらし、冬でも台風が発生し、豪雪で社会生活が途絶とぜつするような異常気象に襲われたりと、このところの日本には、かつての穏やかな四季の移ろいが失せつつあります。

原因は「地球温暖化」と言われています。

これは温室効果ガスと言われる二酸化炭素・メタン・フロンなどが発生し続け、ガスが地球をおおうことによって熱がこもり気温が上昇する現象です。

温暖化をもたらすガスは、石炭や石油、天然ガスと言った「化石燃料」を使う事に起因します。

化石燃料は太古の植物や生物の遺骸いがいなどが変質したもので、地中深く閉じ込められていたものです。

それを18世紀半ばから19世紀にかけてイギリスに始まった産業革命はエネルギー革命を起こし、石炭が蒸気機関として使われはじめました。

現代では石油は車・船・航空機などの動力源として、また石炭は火力発電所の燃料として、さらに石油は私たちの身近にある合成樹脂(プラスチック)などの原料としてごく普通に利用されています。

長く地中に静かに眠っていた石炭や石油、天然ガスを利用することで、今まで固定されていた二酸化炭素が地球上に飛び出してしまったのです。

このままだと、異常気象が常態化し子どもたちの未来も奪いかねない時代が来てしまいます。

私たちは焦眉しょうびきゅうとして二酸化炭素削減に取り組まなければなりません。

私たちができる二酸化炭素削減、脱プラスチックなどの運動を伊那から急いで進めたいと願います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA